少しさかのぼってのご報告ですが、7月27日、市議会産業建設常任委員会メンバー7名で鶴岡市管内のさまざまな事業、活動の状況を視察しました。

最初は三瀬にある山形県栽培漁業センター。
漁業の課題と栽培漁業の役割を確認し、さらに課題解決のため新たに取り組む「畜養」についても見学させていただきました。

続いて同じく三瀬地区の八森山風力発電の工事現場。山の上に立つということで林業とのかかわりが重要です。
FIT(電力の固定価格買い取り制度)後も見据え、風力発電設置は単純に風力の売電だけではなく計画的な林道整備と持続可能な山の管理方法が肝であると感じます。風力発電は20年ですが、地域の山の管理・整備はずーっと続く事業です。

続いて温海地域あつみ温泉に移動し、あつみ観光協会さんからコロナ禍での観光産業の現状を伺いました。
さまざまなキャンペーンの乱立で混乱もあるようですが、内容的にも時期的にもバランスよい支援が必要と感じました。

さらに藤島地域にあります東北イートップ株式会社に伺い、食品残渣から肥料を作る循環型農業の仕組みを学びました。
持続可能がキーワードになる昨今非常に重要な取り組みですが、まだまだ費用対効果で比較される課題があるようです。
食品残渣を使っていますが、さまざまな対応により、腐敗臭等はほとんどありません。

全国で10番目に広い面積をもつ自治体の鶴岡市。市内にまだまだ学ぶもの確認すべきものがたくさんあります。
きちんと現場に足を運び、伝えるべきことを行政にきっちり伝えたいと思います。