10月3,4日と所属する山形県議会農林水産常任委員会が開催されました。

議案含め関連事項一般について質疑させていただきました。

農作物の高温被害対策では足元の対応として収入保険・農業共済・ならし対策等の状況や、加入促進の今後の取り組みを確認。数字上は昨年と大きく変わらない品目も現場では大きな差が出ている可能性があり、数字だけ見るのではなくきめ細やかな状況確認と対応を提言しました。

この度の高温被害により営農継続のモチベーションに影響が出る可能性があり、時期作への支援・資金的な面と技術的な面双方から実施する必要があり、早めの支援メニュー提示も併せて提言しました。県では対策マニュアルを作成するとの答弁もありました。

時期作支援の取り組みの一環ともなる農業近代化資金の枠増設、今年度の補正+次年度当初予算の増枠も提言。近年枠はずっと10億円で推移しており、秋には底をついてきました。(22年度のみ12月補正で3億円)農家の投資意欲はあり、有利な資金をできる限り使えるようにする必要があると考えます。この度の高温被害については災害対応になる可能性もありますが有利なものを選択し、時期作に備える必要があります。

庄内地方特に海沿いの松枯れのについても質問。例年以上に赤く枯れている松が多く、倒木等の被害が懸念されます。マダラカミキリがセンチュウを媒介することで起こる松枯れですが、枯れている木の対応を怠ると被害が拡大する構造になっているため、しっかりと伐倒することが必要です。答弁としては現在状況を調査しており、年内にも伐倒を開始するとのことですが、ちょっと多い程度ではない本数が枯れているため、予算の確保を改めて提言しました。

この度の委員会では冒頭、酪農を支援するため牛乳消費のアピールをしました。委員会室で牛乳を当局含めみんなで飲みました。おいしい牛乳で健康に!

委員会終了後、米粉80%小麦20%で作ったパンも試食。もちもちでおいしい!学校給食で焼く14万食10月から提供されるようです。米粉を使った製パン技術も大きく向上してます!